初心者が取引前に知っておきたい株の基礎知識

実際に株の投資を初心者が行うにあたって、最低限知っておきたいポイントがいくつかあります。

投資を行う前に必ず押さえておきましょう。

【株とはどういう仕組みなのか】

「株」の定義をはっきりと答えられる人は少ないのではないでしょうか。

簡単にいうと「会社を経営するために、(株主から)集めた資金の証明」が株の正体なのです。

会社を経営するには資金が必要です。

その資金を出してくれる人が株主で、株主から集めたお金を元手に経営を行い業績を上げることが会社のいちばんの目的となります。

では、なぜ株価は変動を繰り返すのでしょう?それは簡単で「市場の影響を受ける」からです。

業績が良ければ配当金が出ますし、悪ければ倒産の危機にもなってしまいます。

株主は当然業績のいい会社の株を欲しがります。

欲しがる人が多ければ、自然と値段は上がりますし、業績が悪くて欲しがる人がいなければ株価は下がるのです。

【株取引にかかる諸費用について】

株には売買手数料が発生しますが、実はそのほかにも諸経費がかかります。

株を始めるときに口座を開設しますが、口座管理費が年間数百円程度かかります(ネット証券はおおむね無料のところが多いです)。

そして忘れてはいけないのが税金です。

株の売却益や配当金は当然税金がかかり、税率は20%です。

口座開設時に特定口座(源泉徴収あり)を選んだ人は既に税金を差し引いて支払われているため、確定申告の必要はありません。

【株価チャートを理解してこそトレーダー】

初心者が初めてそれを目にしても一体何を指しているのかわからない…そんな印象があるのが株価チャートですが、しっかり覚えておきましょう。

チャートの中に、ろうそくの絵のようなものがありますがこれを「ローソク足」と呼びます。

白いローソク足と黒いローソク足がありますが、白いローソク足のいちばん下は始値(1日であれば、その日の最初の株価)、いちばん上は終値(その日の終わりの値段)、上下にヒゲと呼ばれる線がありますが、下のヒゲは安値(その日の中でいちばん安い値がついた)、上のヒゲは高値(いちばん高い値段がついた)と呼びます。

逆に黒いローソクは下が終値となっており、期間内に株価が下がったことを意味します。

ローソク足の動きで売り時か買い時かを判断することができます。

ローソクやヒゲが長かったり全くヒゲがなかったり、ヒゲしかないときもあります。

簡単にいえば、株価が上昇したことを表す白ローソクは買い時、下落した黒ローソクは売り時と判断してよいでしょう。

また値段の上下が少ない時は様子見、ローソクがなく十字になった時は転換を表します。

株のリターン:売買益、配当金や株主優待券について

初心者に限らず、株を行う人の目的は「投資をしてお金を増やす」ことにあります。

リスクはありますが、誰も損をすることを前提に投資をすることはないでしょう。

そもそも株で儲けられる仕組みとはどういったものでしょうか?また、皆さんが興味のある配当金や株主優待について説明します。

【株の儲けの種類】

①売買差益

一般的にキャピタルゲインとも呼ばれる株の差益を利用した方法です。

株価が下がっている時に購入し、上昇したらその時を見計らって売却するだけです。

それを続ければ理論上利益を生み出し続けることになります。

俗にデイトレーダーやネオニートと呼ばれる株を生業にしている人達は売買差益をメインに投資をしています。

常に株の動きを見張っている必要があるため、初心者や普通に働いている人にはデイトレードは難しいといえます。

②配当金

一般的にインカムゲインと呼ばれているものです。

配当金は年に1~2回、保有する株に応じて支払われます。

ですが、業績が悪ければ当然払われませんし、配当金狙いで投資を行うならば企業研究をして今後業績が成長しそうな銘柄を分析することが大切です。

もらえる時期は、会社の決算日からおおよそ3か月後に行われる株主総会の後が一般的です。

③株主優待

年に一度(複数のところもあり)、株主に対して贈られるプレゼントのようなものです。

これも利益のうちといえましょう。

ですが、株主が誰でももらえるかといえば、注意が必要です。

銘柄によっては株主優待を受けられる株数を定めているところがあるので、単元未満株なら保有していても貰えないことがあります。

また、株主優待が人気の銘柄はこの時期に株価が上がりやすい傾向があります。

株主優待を得るために、最終売買日までに株を購入しようとする投資家が増えるため一時的に株価は跳ね上がります。

これを知っていれば優待も受けられ、なお且つ高い売却益を狙えるため売り時を見逃さないようにしましょう。

【株主優待とは】

株主優待をもらうには、「権利確定月」までに株主になっていることが最低条件です。

3月末が権利確定月の場合、末日に購入しても意味がありません。

その3営業日前にあたる「権利付き最終販売日」までに購入する必要があります。

優待を受けられる株主名簿に名前が載るまでに3営業日かかるのがその理由といわれています。

また、株主優待は商品券などで受け取れる場合は換金することもできます。

街中にある金券ショップなどに行って換金可能ですが、レートによっては安く買い取られることもあるため金券ショップのレートは常に確認しておきましょう。

初心者のための株の始め方とその流れ②

【株を売却しよう】

購入した株の株価が上がったら、利益を得るために売却してみましょう。

売却のタイミングは人それぞれなので正解はありません。

自分の目標としていた額になったら売るのが一般的でしょう。

逆に、株価がマイナスになって損が出た時もこれ以上損失を出さないように売却することもあります。

それを損切りといいますが、損切りのタイミングは大変難しいため、自分で決めた金額まで損失が生じたら売却することが大事です。

【取引成立】

株の売買をして、取引が成立することを「約定」といいます。

ネット証券の場合は取引が成立した時点で約定したことをメールでお知らせしてくれるところがほとんどです。

またネット上で自分で確認することもできます。

もちろん取引が成立しないこともあります。

自分がこの値段で買いたい(売りたい)と注文を出した場合(指値注文)、それよりいい条件での注文を他に出した人がいたり、どの値段でもいいから買いたい(売りたい)という注文(成行注文)が別に入ったらその人の注文で取引が成立するためです。

【いよいよ入金】

株を売却して取引が成立したら、口座に入金されます。

出金指示を出して自分の銀行口座にお金を入れましょう。

出金指示はネット証券の場合はサイト上で行うことができます。

ですが、取引成立後すぐに出金指示を出しても即日入金されるわけではありません。

実際には約定日から3営業日かかることになり、3営業日後を受渡日として口座に振り込まれます。

土日が挟まるとさらに時間がかかるため注意しましょう。

もちろん出金指示を出さず、そのお金を使って更に投資を行うこともできますし、一部を出金して好きなことに使うこともできます。

自分のライフスタイルに合わせて入出金を行いましょう。

【番外編・株主配当について】

株主にとって配当金や株主優待は楽しみのひとつでもあります。

一般的に配当金は株主総会の終了後に支払われます。

3月が決算の会社の場合は、株主総会が行われるのは4~7月ごろになるため、その頃に支払われると考えてよいでしょう。

ただし、会社ごとに異なるため詳しく知りたい場合は個々に問い合わせが必要となります。

株主優待についても決算後、権利が確定してから2~3か月後にもらえることが多いようです。

種類はさまざまで、自社の商品券やサービス券から自社で製造している食品の詰め合わせなどがあります。

フルーツなど季節ものはその旬に届くこともあります。

初心者のための株の始め方とその流れ①

【口座を作ろう】

実際に株の取引を行う口座を開設しましょう。

証券会社には総合証券とネット証券の二種類があります。

総合証券で口座を開設する場合は証券会社の窓口に行く必要があります。

開設までには平均一週間程度かかるため、すぐに口座を開設したい人はネット証券の方がオススメです。

ネット上で必要事項を入力・書類を添付するだけで、最短で1日で開設できるところもあります。

取引口座には、特定口座と一般口座があります。

更に特定口座には「源泉徴収あり」と「源泉徴収なし」に分かれます。

初心者は迷わず特定口座(源泉徴収あり)を選ぶことをオススメします。

実際に株取引が発生して利益が出た場合、自動的に源泉徴収をしてくれるため確定申告の必要はありません。

【入金しよう】

口座が開設されたら投資のための軍資金を入金しましょう。

入金は自分の預金がある銀行口座から振り込む方法と、ネットで行う方法とがあります。

振り込みの場合は手数料がかかることと、入金の反映に時間がかかります。

最近ではネットバンキングで即日入金・手数料無料で入金ができる証券会社が多いので、入金はネットで行うほうがお得です。

特に最低入金金額などの制限はありませんので、好きな金額を入金することができます。

【銘柄を選ぼう】

銘柄=会社名と考えてOKです。

無数にある銘柄の中から何を最初に選べばよいかわからない場合は、まずは誰もが知っているような大手企業の銘柄から始めてみましょう。

世界情勢で乱高下する株式市場ですが、安定している銘柄が多いのが大手です。

慣れてきたら安定している企業の傾向を分析し、より安定した銘柄を選出していくのもいいかもしれません。

知ってると得する銘柄選び!参考はコチラ★https://hbol.jp/23130

【株を買ってみよう】

株を買うことを「注文」と呼びます。

ネット証券の場合は銘柄を選び、注文方法(指値、成行、逆指値)を選び単元数(ほとんどの場合、100株を1単元とする)を選択するだけです。

株は例外を除いて1株から買うという方法ではありません。

最低売買単位が銘柄ごとに決められているので、100株からしか買えない銘柄の場合は1株=1000円だったら1000×100=100000円になります。

ネット証券はその場で注文ができ、手数料も比較的安いのが特徴です。

総合証券は手数料は高いですが、専門家のアドバイスを受けながら投資を行えます。

証券取引所は9:00~15:00までなので、株取引は一般的にその時間内にしか行えません。

総合証券の場合も同じです。

ネット証券は、夜間や休日でも注文を出すことができるのが大きなメリットです。

例えば夜間に「指値」で注文を出しておけば、翌営業日の時間内に取引が成立すれば自動的に約定してくれるため便利なサービスといえましょう。